読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

×おかゆを作れるようになった人が1度はする妄想 〇おかゆを作れるようになった妄想の彼女の妄想

僕の住んでる部屋は、ごく一般的な6畳のワンルームです。ただ料理を作るスペースが少ないです。フライパンと三角コーナーでいっぱいになる流しの隣には、電気コンロが1口ついています。食材は冷蔵庫の上にまな板を置いて切っています。その冷蔵庫の上だって、電子レンジが置いてあるので、手前の方で窮屈に切っています。こんな状況なので炊飯ジャーを持っていません。置くとしたら、冷蔵庫の上の、電子レンジの上になりますが、僕の身長が2m50くらいにならないと不便な高さです。あと少し足りません。

 

なのでご飯はもっぱら、チンしてすぐ出来上りのやつを食べています。食べたらそのまま容器を捨てればいいので、片付けも簡単です。でも、なんか味気ない。美味しいんです、でもわびさびってやつがないので、ご飯を炊くために、土鍋を買いました。土鍋でご飯を炊くってわびさび高めです。買ったらまず、鍋の小さな穴を埋めるために、おかゆを作るのがいいそうなので、作りました。おかゆって食べたら食べたでおいしいものですね。

 

 

 

土鍋でおかゆが作れるようになったとゆうことは。

 

 

 

風邪を引いてしまった彼女に、看病しに行くと言うと、ありがとうでもうつるから来なくていいなんて断られた。それでも彼女宅を訪問する。だるそうな彼女が玄関から顔を出す、通りがかったからとぶっきらぼうに言う僕の手にはたくさん食材の入ったスーパーのビニール袋がある。おかゆを作る。え?指切っちゃったの?笑、と言う彼女。さっきまでなかった絆創膏が指にまかれ・・・

 

 

 

あれ?なんでしょうこの違和感。要所要所でかわいく見られたい願望がにじみ出ています。あ多分これ、逆です。あろうことか自分を彼女役で妄想しています。どうりで胸くそ悪いはずです。

 

 

 

 

 

風邪を引いて寝ていた僕が電話をとると、彼女の声が聞こえてきた。看病しに行くって言ってるけど風邪がうつるからと断った。しばらくするとチャイムが鳴った。ふらつく足で玄関のドアを開けるとそこには彼女が立っていた。たまたま通りがかった、なんて目を合わせないままポツリと言ったけど、手にはたくさん食材の入ったスーパーのビニール袋を下げていた。普段料理なんてしないのに大丈夫かな。台所に立つ彼女のうしろ姿を見てるうちに、少しウトウトしてきた。おでこからひんやりした感覚がしてくる、ぼんやりしながら目を開けると、隣にいる彼女がごめん起こしちゃった言う。うんん、ありがとう。なんかお腹空いた。彼女はおかゆ出来てるよと笑って、ゆらゆらと白い湯気の出る土鍋を持ってきた、指先にさっきまでなかった絆創膏を巻いている。おかゆって指切るタイミングあるっけ?とからかう僕に彼女は少し怒った。

 

 

ほらこっちだー!はい自分でおかゆ作れても意味ないー!